【転職】辞めるのを伝えるタイミングはいつがベスト?失敗・後悔を経験した私が伝えます。

2024年3月31日で15年以上勤務した消防を退職した”100日後に辞める消防士“です。

退職の意思が固まり、いよいよ職場の人に伝えたい。

退職する日のどれくらい前に伝えれば良いのでしょうか?

法律的には2週間前とあります。(下記参照

<解雇・退職について>

 民法(明治29年法律第89号)(抄)
第627条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

多くの転職サイトには退職の手続きや顧客への挨拶、後任への引き継ぎを考慮すれば、2ヶ月から3ヶ月前が良いと書いてある。

消防の場合はどうでしょう?

消防職員同士の繋がりって少し特殊ですよね。災害現場に行って命綱を預けて活動することもあるし、生活面でも食事や入浴、仮眠の時間を共に過ごします。

一般的な仕事以上に関係が深くなる傾向にあると言えるでしょう。

まるでもう一つの家族のような存在になります。

その家族のような仲間からも応援される形で、円満に退職したいですよね。

私の失敗も含めた経験談をもとに、いつ伝えるのがベストなのか?

消防士特有の状況や感情面も考慮した形でお伝えします。

最後まで読んでいただくと私と同じような失敗を避けて、余計なストレスや後悔なく退職することができるはずです。

記事の後半には私の退職までのスケジュールを公開しておりますので、最後まで見てください!

目次

いつ伝えるのがベスト?▶︎6ヶ月前!次の案としては1ヶ月前

「早くない!?」そう思われた方も多いかもしれません。

私の経験から6ヶ月前がベストという結論に至った理由は以下二つです。

  • 仲間にしっかり説明できる時間が取れる
  • 有給を消化できる。

自分もメリットを享受しながら最も円満に退社できるのです。

一つずつ説明します。

仲間しっかり説明できる時間が取れる

これはとても重要です

なぜなら私自身が失敗したからです。

私は二ヶ月後に辞める!と言ったので、そこから噂話が回り、いろんな有る事無い事の情報が追加されため、

急に辞めるやつ”というマイナスイメージが先行してしまいました。

・急に辞めるから、消防署の人員が減って配置環境が苦しくなる▶︎有給休暇が取れない
・先輩たちからお世話になっていたのに、後輩に伝えることなく辞めていく

一度そうなってしまっては後から退職を決断した経緯や自分の気持ちを説明しようとしても上手く行かないのは目に見えています。

上手く行かないのが目に見えているから、こちらから説明することができませんでした。

結局、直接伝えたい人に言い出せず、噂で聞いたよ。と連絡をもらうケースが多くなってしまいました。

ですので、6ヶ月前という時間的余裕を持って、自分の口から退職を決断した経緯や自分の想い説明し、仲間にも理解してもらった上で円満に退職しましょう!(もちろん伝えたくない相手に無理して伝えなる必要はありません)

辞める時に周りにそこまで気を遣う必要があるの?

そう感じた方も居られるかもしれませんが、

消防署は他の職種と比較して、寝食や入浴を共にし、掃除や洗濯も一緒。

まるでもう一つの家族みたいなところですよね。

一度疎外されてしまったら、そういった生活面も含めて、仲間と一緒にいる時間がとても辛いものになります。

だからこそ、他の職業以上に、一緒に働いている人、お世話になった人にきちんと説明し、自分の想いや相手への感謝の気持ちを伝えましょう。

そうすれば、きっと貴方のことを応援してくれるはずです。

有給休暇を消化できる

私は有給休暇を16日間(前年度からの繰越分を含む)残した状態で退職しました。

消防署は消防車や救急車を運用するにあたって、乗車する人数が決められていますから、人員の配置にはシビアです。

普段から余裕を持たせた人員ではないので、病人や怪我人、その他の理由により欠員が出ると非常に苦慮します。

一度、”急に辞めるやつ”になってしまった私はなかなか「休暇を取りたいです」の一言が言い出せず、有給休暇を取得できませんでした。

あなたにはそうなってほしくないので、十分な余裕を持って6ヶ月前から準備を進めてほしいと思います。

次の案は1ヶ月前▶︎そのメリットとは?

気まずい雰囲気の中で勤務する期間を極力短くできる

このパターンで辞める一番のメリットは、気まずい期間を極力短くできることです!

退職することが職場内で広まると、応援してくれる人がいる一方で、貴方が傷つくような言葉を言ってくる人もいます。

その期間を最短にすることで、できるだけ傷つくことなく退職ができます!

本当に一ヶ月前で大丈夫?

消防の場合、担当の顧客などがいないので、挨拶回りに行かなくて良いし、1人にしかわからない業務もないので引き継ぎ書を作る必要がない。

退職の事務手続きをするだけなので、私自身の経験からも1ヶ月もあれば十分ですよ!

法律上定められているラインから少しだけ余裕を持たせた1ヶ月前も悪くない選択でしょう!

デメリットとしては、以下3点。

  • お世話になった人や同期生、仲間に挨拶できる時間的な余裕がない。
  • 退職までの短い期間でさえ、ネガティブなことを言われることもある。
  • 有給取得することは難しい。

このデメリットを受け入れられるならば、1ヶ月前の選択も悪くありません!(感情面に負担はくるかもしれません)

私の退職までのスケジュール

私の退職までのスケジュールは下記の通りです。

(結果的に退職すると伝えてから5ヶ月後に退職することになりました)

スクロールできます
8月退職を決断(ここ数年のモヤモヤに終止符を打つぞ!)
9月退職したいことを家族に説明▶︎了承
   【12月末に辞める!】と決める
   転職活動スタート
   (転職先は何とかなるだろうと思っていたし、すぐに決まらなかった場合の想定でも、
   これまでの貯金とわずかな退職金で少しの間ならば凌げると考えていた。)
10月転職活動継続
    ・転職の壁に直面する
11月職場の上司に12月末(2ヶ月後)での退職意思を伝える
    ・2度の話合いを経て退職日は年度末の3月末することに
    ・所属長にも口頭で承認を得た
    ・退職届等の書類は3月に提出で良いとのこと。
12月転職活動継続
    ・面接まで行くも、思ったより内定に結びつかない
1月転職活動継続
    ・自分の両親に退職することを伝える
2月希望の会社から内定を得る
3月退職

POINT▶︎私は2つのミスを犯しました。

失敗1 退職予定日を延期したこと

退職予定日を延期したこと。

(延期を決めた上司との面談はこちら↓)

上司との話し合いの結果、退職日を当初の希望より伸ばしました。(2ヶ月後▶︎5ヶ月後)

最初の段階で、”急に辞める奴”のレッテルを貼られた私は、周囲にあまり良く思われない状態になりました。

最終的には暖かく送り出してもらえましたが、私が退職するという噂が広まってからの数ヶ月の職場環境は居心地が良いとはいえませんでした。

退職予定日を伸ばしたことによる弊害は、”気まずい空気の中で過ごす期間が伸びた”。

それだったら、最初から余裕を持った期間で、辞める体制を整えていった方が、居心地良く過ごせただろうしし、もう一つのパターンとしては、1ヶ月後に辞めます!と言ってそのまま押し切るパターンが良かったと思います。

そもそも、上司との話合いの末、退職日を年度末まで伸ばしましたが、今思えば、そんな事に従う義務はないし、私1人が欠けたぐらいで回らなくなる職場ではありません。(業務的には問題なし!だが、配置の駒が少なくなるのが困るだけ)

失敗2 有給休暇を取得しなかったこと

有給休暇を取得しなかったこと。

他の職員も有給休暇が取れていない中、「休みます」この一言がいえず、結局3月の下旬まで勤務し続けて、有給休暇をたっぷり余らせた状態で退職しました。

家族と過ごす時間を作ったり、次の職場での準備を進めたりと、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。

消防署の都合で予定日を先延ばしにしたり、有給休暇を取らなかったら、私のように後悔することになりますので気をつけてください。

消防を退職した私からのアドバイス

退職に向けて準備を進める中で様々な困難や悩みもあるかと思いますが全て大丈夫です。

ネガティブなことを言われるおそれもありますが、辞めればそんなことはどうでも良くなります。

そして、貴方が消防を辞めても関係を続けてくれる方もたくさんいます。

勇気を出して一歩を踏み出そうとしている貴方を応援してくれる人もいます。

その人たちこそ本当の仲間です。

貴方が辞めることで職場が困るのは貴方が悪いのではありません。貴方が頑張ってきたからこそ、辞められると困るのです。

辞める最後の瞬間まで職場に気を遣う必要はありませんよ。

辞めた私が言うのですから安心してください、大丈夫です!

6ヶ月前からゆっくりと準備を進めて、休暇もしっかり消化して辞めるのか、

水面下で準備を進めて1ヶ月で片付けるのか。

私のような失敗をしないように、貴方と所属の消防本部の事情に合わせてカスタマイズしてください。

できる限り円満に退職できますように!!応援しています!

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この記事を書いた人

アラフォー消防士が15年以上勤めた消防からの退職を決意。転職リアルストーリーを発信します。妻子ありの消防パパの転職ロールモデルとなることを目標に歩みを進めていきます!「このままでいいのか?!」となんだかモヤモヤを感じている方に勇気を与えます。

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